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【案件管理】出力用ボタンをプルダウンに変更して操作性アップ

〜ボタンの数を減らすだけで、画面が整い、ミスも減る〜

日々の業務で多用される「案件管理アプリ」。法律事務所をはじめとする多くの専門職の現場では、案件の進捗・関係者情報・期日・書類などを一元管理するこのアプリが、日々の業務の土台となっています。

そんな中で、地味ながらも現場から多くの声があがっていたのが、「出力系のボタンが多すぎて、画面がゴチャつく」「誤って違うボタンを押してしまう」といったUIに関する課題でした。

本記事では、クラウドバランスにおける案件管理アプリの改善事例として、「出力用ボタンをプルダウン形式に変更」し、業務効率と操作性を向上させた取り組みをご紹介します。


課題:出力ボタンが多すぎて、使いにくい

改善前の画面では、以下のような課題が存在していました。

ボタンが5個以上横並び

  • 「案件情報出力」
  • 「期日表出力」
  • 「関係者リスト出力」
  • 「訴状様式出力」
  • 「報告書フォーマット出力」…など

これらのボタンが、アプリのレコード詳細画面上部に横並びで表示されており、利用者からはこんな声が聞かれていました。

  • 「どれがどれだか分からなくなる」
  • 「似たような名前で押し間違える」
  • 「スマホだと文字が切れて見えない」
  • 「普段使わない出力ボタンも常に表示されているのは邪魔」

つまり、機能は便利でも「UIが煩雑でストレスになる」状態だったのです。


解決策:「出力用ボタン」をプルダウンメニューに集約

こうした現場の声を受けて私たちが提案したのが、「出力用ボタン群をプルダウン形式にまとめる」というUI改善でした。

実装概要

  • ボタンの代わりに「出力」ボタンを1つだけ設置
  • クリックでドロップダウンメニューが開き、必要な出力メニューを選択可能
  • 選択肢は権限や状況に応じて動的に変化(例:進行中案件では「終了報告書」は非表示)
  • 処理内容は従来の出力ボタンと同じく、WORD出力・Excel出力などを実行

このようにUIを刷新することで、画面の視認性と操作の確実性を同時に改善することができました。


導入後の変化と効果

視認性・操作性の改善

出力ボタンが常時5個も並んでいた画面が、1つのボタンに整理されて圧倒的にスッキリ。スマホやタブレットでの閲覧時も快適になりました。

誤操作の大幅減少

「どのボタンだったっけ?」という迷いがなくなり、操作ミスや誤出力が激減。1件あたり平均30秒の削減にも。

管理・保守性の向上

出力メニューの追加や変更があっても、メニューリストに1行追加するだけで済むため、運用の柔軟性が大幅に向上。


導入時のポイント

名前はわかりやすく・短く

出力メニューの名前は、機能や出力形式がすぐに伝わるよう工夫(例:「訴状(Word)」「報告書ドラフトなど)


ボタンを減らす。それだけで業務はスマートになる

今回の取り組みは、業務フローや機能そのものを変えたわけではありません。ただ、「出力ボタンが5個並んでいる」状態を見直し、1つのプルダウンに集約しただけです。

しかし、この小さなUI改善が、利用者のストレスを減らし、操作ミスを防ぎ、業務全体の効率を底上げしたことは明らかです。

クラウドバランスでは、こうした「地味だけど効く改善」を積み重ね、現場の快適さと業務の質を両立するプロダクトを提供しています。


「うちの事務所も似たような課題がある…」という方へ

  • 出力ボタンが多すぎて混乱している
  • 誤出力や操作ミスが頻発している
  • シンプルで分かりやすいUIにしたい

そんなお悩みをお持ちでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。kintoneベースの業務アプリに合わせて、貴所専用のUI改善をご提案いたします。

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